ハッピーライスいわて丸福 「土の力で育てよう安心安全なお米」

はじめたい人へ

川村農法に必要な設備

北海道のような大きな田んぼをもてない地域でも川村農法は土地の力と菌の力に助けてもらい、安心で安全なお米を通常の農薬を使用する農法に比べて、多く収穫することができる農法です。

この農法をはじめるにあたり、多額の設備投資をすればさらに効率的になり収量も増えて、管理も楽になることでしょう。

しかし、国内の多くの米生産地は北海道のように広大な敷地がなく、小さな田んぼをいくつも管理しなければなりません。

私たちは、総面積60ヘクタール以上、220か所以上の田んぼの管理を数名で行っています。

この農法ができるのも、より自然に近い形で稲を育て、生命力に満ち溢れた稲だからこそ田植えから刈り取りを1か月以上かけて行うことが出来ます。

大量の農薬も必要とせず、土の力とその中の土壌菌の力、鳥や虫たちも含めた自然の力で稲を育てています。

大量に収穫するにはもちろん広大な敷地で、高馬力の器具があればより効率的に収穫が可能ですが、この農法をするにあたり、特別高馬力の農機具を必要としません。


このページでは、川村農法に興味があり、はじめたい人がいれば田んぼの面積と大体の必要な設備を紹介させて頂きます。

※※※ 注意 ※※※※

必ずしもここで紹介している内容が正しいとは限りません。
土地や地域の気候やさまざまな条件により多少の違いがあることをご理解の上、ご参照ください。

5ヘクタール~15ヘクタール

【トラクター1台の場合】
30〜34馬力
【トラクター2台の場合】
25馬力 2台
作業機の組み換えなど考慮すると2台あればベターでしょう。
2台のうち1台は中古でも十分対応できます。
グリスアップやメンテナンス次第で機械はどんどん長持ちします。

【田植え機】
5畳〜6畳 1台
作業効率が単純に上がるので大きい方がベターです。
田んぼのサイズによって選定しましょう。

【乾燥機】
石数 1石≒80kg
45石容量 3600kg 1機

【コンバイン】
4畳以上 70馬力以上程度 1台
※ハイスペックのものがベター

15ヘクタールから30ヘクタール

【トラクター】
25馬力から35馬力 2台

【田植え機】
 8畳 1台

【乾燥機】
石数 1石≒80kg
50石容量 1機

【コンバイン】
4畳以上 ハイスペック 70馬力程度 1台
または、6畳ロースペック 1台

30ヘクタールから60ヘクタール

人員2人以上必要となります
人員の構成は一人で20ヘクタール以上できる経験のある人がいれば十分です。
経験のない人では一人あたり10ヘクタール管理で計算すればだいたい作業は間に合います。

※あくまでも個人差がありますので、絶対的な数字ではございません。

【トラクター】
何馬力でもいいので馬力にこだわらず3台必要。
もちろんハイスペックに越したことはありません。

【田植え機】
8畳一台で100ヘクタールくらいまで対応できます。
この農法の特徴として田植えと刈り取り期間が長く確保できるため可能となります。

【乾燥機】
石数 1石≒80kg
50石容量 × 3台 合計150石
この機材で100ヘクタール以上まで対応できます

この農法の特徴として田植えと刈り取り期間が長く確保できるため可能となります。

【コンバイン】
6畳 ハイスペック100馬力以上 1台
このコンバインだけで100ヘクタールまで対応できます。

この農法の特徴として田植えと刈り取り期間が長く確保できるため可能となります。

川村農法がもつ未来の可能性

※サイト制作者と川村卓也氏との間の会話の中で出てきた内容です。

現在このように特別栽培米として売られているお米の中で、わずか二人の管理者と220を超える田んぼの数、さらに総作付面積60ヘクタール以上の米農家は全国を見ても珍しいと思います。

私(サイト制作者)は聞いたことがありません。

岩手県や北海道以外の米農家は、北海道のような広大な面積の田んぼを持つことができない農家が大半です。

したがって、移動の手間、田んぼの管理の手間など多くの面で非効率的な作業が多いのが現状です。

しかし、この川村農法はわずか数名で海外製品の巨大トラクター以上に収穫するノウハウを持っています。

大金をかけずとも大きな機械を購入せずとも大量のお米が収穫できる農法とノウハウがここにあるのです。

この農法を多くの農家が実践することが出来れば、不要な機材の購入や機械管理の手間も省けます。

トラクターや田植え機などをシェアすることが出来れば、各農家が今まで費やしてきたコストを大幅にカットできます。

この農法は田植え期間と収穫期間が通常の20倍以上あるので、農家が田んぼと機材のシェアリングをすることが可能です。

現にこのハッピーライスさんは今(2020年3月22日 現在)は60ヘクタールですが、今のままの機材で100ヘクタール以上は管理は可能とのこと。

この農法と機材シェアリングすることで、より少ない機材で、より少ない管理で「おいしくて安心安全なお米」が収穫できる可能性があります。

コストも大幅減になることで、もしかしたら外国の格安米に匹敵するほどのコストパフォーマンスが可能になるかもしれません。

日本のお米が高品質で安価にて世界の人々に提供できるかもしれません。

今の日本は、完全に海外から圧倒的なテクノロジーの差を見せつけられ、経済的側面において圧倒されています。

世界の経済舞台を前に、国と私たちはどのような未来が待ち受けているのでしょうか。

お米農家に限らず今日本中の多くの農家が手を取り合うことで、海外輸入商品よりも安定した品質と味、さらに低価格で提供できる可能性があります。

世界の食卓に、日本で育てられた安心安全な食材が並ぶ日を夢見ながら日々頑張っていきたいと思います。

Written by サイト制作者